運動が苦手な子にとっては「なんでやるの?」となるのが普通でしたが、「なんで今年はこの競技をやらないの? 去年はやったのに!」「声小さくないのに声出して!と言われるんです〜。なんで?」など、最近はみんなが「?」になりつつあります。
そんな感じで「?」が多くなった運動会ですが、ある運動会を見に行ったとき、ご父兄の方が「いや、いい運動会でしたよ!」と言っておられました。「盛り上がってましたね!」「しっかりしてますねえ」「うちの子はあんまり・・・でしたけど! でもみんな頑張った!」
もちろん、がんばってる人は運動会本番だけじゃありません。体育委員の人、チームリーダー、計測係、本番前のライン引き、放送関係の委員の人もがんばりました。おうちの人だって、お仕事もある中で、朝早くからお弁当を作って、暑い中で外で応援するのは大変です。運動会を見に行って改めて気づきますが、応援席はけっこうぎゅうぎゅうです。運動会の後も、役員や班長の方は大変です。
結局は、運動会が終わったら、紅組が勝ったとか、なんとか君が活躍したとか、チーム競技で失敗しちゃったとか、あまり関係なくて、全部含めて「いい運動会」になっちゃうんですね。「いい運動会」をみんなで作っていくのが素敵なことなんですね。
